メタプラネット、ビットコインを追加取得|総保有量2235BTCに

東証スタンダード市場に上場するメタプラネットは25日までに、新たにビットコイン(BTC)を取得した。今回の購入額は約19億3900万円で、135BTCを1BTCあたり平均1436万0449円で取得した

この追加購入により、同社が保有するビットコインは合計2235BTCに達し、これまでの取得総額は278億800万円となった。平均取得価格は1BTCあたり1244万1856円。

市場動向と「BTCイールド」の推移

「BTCイールド」は、同社が保有するビットコインの価値と完全希薄化後の発行済普通株式数の比率がどの程度変化したかを示す経営指標。過去の実績を見ると、2023年7月1日~9月30日の期間では41.7%、10月1日~12月23日の期間には309.82%と急上昇していた。

今回の23.2%という数値は、直近四半期と比較すると穏やかな伸びとなっているが、着実なビットコイン積み増し戦略が継続していることを示している。

継続的なビットコイン取得と今後の計画

同社が直近でビットコインの購入を発表したのは2月20日であり、その時点での総保有量は2100BTCだった。これにより、メタプラネットはビットコインの総供給量2100万BTCのうち0.01%を保有することとなった。

メタプラネットは1月28日に発表したビットコイン戦略の中で、2025年末までに1万BTC、2026年末までに2万1000BTCの取得を目指す方針を示している。資金調達手段として、新株予約権を活用し2100万株の新規発行を行い、約1166億5000万円の資金を確保する計画も明らかにしている。

メタプラネット社のビットコイン投資額はアジアでも最大級とされ、同社のビットコイン蓄積戦略への強い意欲がうかがえる。

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