トランプコイン、価格暴落の危機か?弱気シグナルで警戒感高まる|米大統領のミームコイン

トランプコイン(TRUMP)は22日、1トークンあたり約16ドル(約2,400円)付近で取引され、複数の弱気シグナルが出現したことで価格暴落への懸念が高まっている

15ドル付近の重要なサポートライン上で推移する中、テクニカル分析では21日移動平均線が下値圧力となっており、短期的に弱気相場が継続する可能性が指摘されている。

新規ミームコインの台頭で市場希薄化の懸念

ミームコイン市場では、近年ドージコイン(DOGE)やシバイヌ(SHIB)などの主要コインが値下がりする中、新たな懸念材料が浮上している。ラッパーのイー(旧カニエ・ウェスト)氏が、トランプコインの成功に触発され、独自コインYZYの発行を計画。供給量の70%を保有する予定だという。

 

こうした有名人や影響力のある人物による新規コインの発行は、既存のミームコインからの資金流出を引き起こす可能性がある。特にトランプコインは、今後3年間で供給量の80%がアンロックされる予定であり、インフレ圧力も懸念される。

価格回復の可能性は依然として存在

一方で、専門家らは完全な悲観視は避けている。2025年は仮想通貨バブルの到来が期待される中、特に親仮想通貨的な政策が実施された場合、市場センチメントが急激に改善する可能性もある。

トランプブランドの強さを考慮すると、他のミームコインと比較して一定の下値支持は期待できる。ただし、現在の価格から最大90%程度の下落も想定される中、投資家には慎重な判断が求められている。

なお、トランプコインの価格は、バイナンス取引所での史上最高値77.24ドル(約11,586円)から既に78%下落している状況だ。

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