
KDDIは27日、代替不可能トークン(NFT)マーケットプレイス「αU market」において、Web3ライフスタイルアプリ「STEPN」と携帯電話「INFOBAR」のコラボレーションNFTスニーカーを3月12日から200点限定で販売すると発表した。(※画像はイメージ)
今回のコラボレーションでは、「INFOBAR」シリーズをモチーフにしたSTEPNアプリで使用可能なNFTスニーカー4種類を各50点、合計200点(いずれもOGスニーカー)販売する。販売に先立ち、3月2日20時から3月6日9時までの期間中、優先購入権が抽選で獲得できるプレセールも実施される。
「STEPN」は、NFTスニーカーを使ってウォーキングやジョギングを楽しみながら暗号資産(仮想通貨)を獲得できるライフスタイルアプリだ。ユーザーは運動することで報酬を得られる仕組みとなっており、すでに570万人以上の登録ユーザーを抱えている。
一方、「INFOBAR」は2003年にau Design projectの第1弾として発売された携帯電話で、プロダクトデザイナー深澤直人氏が手がけたその斬新なデザインは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久収蔵品に選定されるなど世界的に高く評価されている。
今回販売されるNFTスニーカーは、「INFOBAR」の特徴的なデザイン要素を取り入れており、Walker、Jogger、Runner、Trainerの4タイプが用意されている。販売価格は22,000円(税込)で、αU marketにて販売される。
優先販売は3月12日18時から19時59分まで行われ、優先購入権を持つユーザーのみが購入可能となる。優先購入権を獲得するには、αU公式Xアカウントをフォローし、対象投稿をリポストする必要がある。
一般販売は同日20時から開始され、αU walletアプリに登録済みのユーザーであれば誰でも購入できる。ただし、優先販売で完売した場合は一般販売は行われない。
購入はランダム形式となり、ユーザーがタイプを選択することはできない。また、購入したNFTスニーカーをSTEPNで利用する場合は、ゲーム内へ転送する必要があり、その際のガス代などの費用はユーザー負担となる。
さらに、コラボNFTスニーカーを購入したユーザーの中から、抽選で4名に限定デザインのNFTスニーカーがプレゼントされる特典も用意されている。
今回のコラボレーションは、デジタルとリアルの融合を目指すFSL(STEPNの開発元)の理念と、革新的なデザインで知られる「INFOBAR」の世界観が合わさった興味深い試みと言える。
NFTとリアルブランドのコラボレーションは、Web3の世界と現実世界を橋渡しする重要な役割を担っている。「STEPN」はこれまでにもadidas、ASICS、アトレティコ・マドリードなど世界的なブランドとのコラボを実現しており、今回の「INFOBAR」とのコラボも注目を集めそうだ。
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