
投資運用会社VanEckは7日、ソラナ(SOL)の2025年末の価格目標を520ドルと予測した。
これはスマートコントラクトプラットフォーム(SCP)需要の拡大とM2マネーサプライの増加に基づく分析結果だという。
VanEckによると、M2マネーサプライは現在の21.5兆ドルから2025年末までに22.3兆ドルに達する見込み。
M2マネーサプライは米国経済における現金、当座預金、普通預金、マネーマーケットファンドなどの流通量を示す指標で、暗号資産(仮想通貨)市場に影響を与える傾向にある。
中央銀行が金利引き下げや量的緩和によってM2を増加させると、より多くの資金が市場に流入し、おすすめ仮想通貨などのリスク資産への投資が促進されるとVanEckは分析している。
一方、ソラナなどのプラットフォームが展開するSCP市場は、2025年末までに43%増加し1.1兆ドルに達すると予測。
現在、ソラナはこの市場の15%を占めているが、開発者の優位性、分散型取引所(DEX)での取引量シェアの拡大、収益性の向上、そしてアクティブユーザー数の増加を背景に、2025年末までにそのシェアは22%まで拡大すると見込まれている。
自己回帰(AR)予測モデルを用いた分析では、ソラナの時価総額は約2,500億ドルに達する見込み。これは流通トークン数約4億8,600万枚に基づくと、1SOLあたり520ドルの価格水準を示唆している。
VanEckは2024年にソラナETFを申請した米国企業の1社。米証券取引委員会(SEC)は7日、Grayscaleのソラナ ETF申請を受理し、10月までに承認または却下の判断を下す見通しだ。
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