ソラナ、コミュニティの強い反発を受け「不快」「恥ずかしい」広告を撤回

この広告は、2025年5月に開催予定のSolanaの「Accelerate」カンファレンスを宣伝するために制作されたプロモーションコンテンツでした。イベントの認知度向上を目的として公開されましたが、一部の表現がコミュニティの強い反発を招き、物議を醸す結果となりました。

ソラナがXに投稿した現在は削除された広告「アメリカは戻ってきた。加速する時だ」は、コミュニティから「うんざりする」「不快」といった批判を浴び、大きな反発を招いた。

3月17日、ブロックチェーンプラットフォームは、「アメリカ人」という名の男性がコンサルタントと会話する様子を描いた広告を公開。この男性はカウンセリング中に「合理的思考症候群」と診断されるという内容で、物議を醸した。

Solana「Accelerate」カンファレンスの物議を醸した広告

広告の主人公「アメリカ人」は、技術革新、原子力、暗号通貨、AIなどに関心を持っている人物として描かれている。

  • 動画では、コンサルタントが彼に対し、ジェンダーアイデンティティや社会構成主義に重点を置くよう促す場面が映し出された。しかし、「アメリカ人」はこれに不満を示し、「私はジェンダーではなく、テクノロジーを発明したい!」と叫んだ。
  • 広告の終盤には、アメリカン航空が突然ドアを開けて登場し、画面には「アメリカン航空が帰ってきた」というメッセージが表示される。この広告は、2025年5月に開催されるSolanaの「Accelerate」カンファレンスのプロモーションとして制作されたものだった。

9時間で140万回再生、ソラナ広告に批判続出

この広告は公開からわずか9時間で140万回以上再生されたものの、物議を醸した末に削除された。愛国的なテーマを前面に押し出しつつ、ジェンダー多様性に否定的なメッセージが含まれていたことで、コミュニティの関心を集めた。

オンチェーンガバナンスプラットフォーム Tally.xyz のCROであるタイラー・ベンチ氏は、X上でこの広告を「有害」と批判。

「まるで何年も地下室から出ていないインセルが作ったコインベースの広告のようだ」と辛辣なコメントを投稿した。

  • 一方、 Cinneamhain Ventures のパートナーであるアダム・コクラン氏も動画を共有し、ソラナチームがこの広告をどのように承認したのか疑問を呈した。
  • 「彼らが撤回したのは、広告の内容が間違っていたからではなく、ビジネスに損害を与えたからだ」と述べ、プロモーションの背後にいるチームを厳しく批判。

さらにコクラン氏は、「これを良いコマーシャルだと思う人がいるのか想像してみてほしい」と投稿し、この広告を「不快で迎合的」と指摘するユーザーの声も相次いだ。

ソラナ共同創設者のアナトリー・ヤコベンコ氏もXで反応し、「以前の Maren の広告の方がよかった」と不満を漏らした。

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