
米証券取引委員会(SEC)は13日、大手資産運用会社グレースケールが申請したドージコイン(DOGE)の現物上場投資信託(ETF)の正式な審査プロセスを開始した。
グレースケールの申請は、既存の「Grayscale Dogecoin Trust」をETFに転換するものとなる。
暗号資産(仮想通貨)ドージコインは、柴犬をテーマに作成された大手ミームコインだ。ミームコインが現物ETFの審査対象となるのは初の事例。
ブルームバーグのジェームズ・セイファートETFアナリストは、2025年内にドージコインの現物ETFが承認される可能性を75%と評価している。
また、ラウル・パル仮想通貨アナリストは、DOGE ETFが承認された場合、約30億ドル(約4,620億円)の新規資金流入が見込まれると指摘。
これら予測は、最近のSECによる仮想通貨ETFへの前向きな姿勢を反映したものだ。
現在、複数の大手金融機関によってあらゆる仮想通貨ETFの申請が提出されている。その中には、リップル(XRP)やソラナ(SOL)、ミームコインのトランプコイン(TRUMP)などが含まれている。
すでにいくつかのSOLやXRPのETF申請は、正式な審査がスタートされている。
SECによる審査プロセスは最長240日間となり、この期間内に最終的な承認判断が下される見通しだ。
ミームコインとして知られるドージコインが、機関投資家向けの投資商品としてされることは、仮想通貨市場にとって新たな展開を巻き起こす可能性がある。
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