
ソラナ(SOL)のミームコイン発射プラットホームPump.funは1月30日、米ニューヨークの連邦裁判所に集団訴訟が提起された。
訴訟を起こしたディエゴ・アギラー氏は、同プラットフォームが提供する全てのコインが「無登録証券のミームコイン」であるという主張をしている。
同プラットホームは、誕生から約1年で5億ドル(約740億円)以上の手数料収入を獲得している。
訴状では、同プラットホームがインフルエンサーと連携して無登録証券を発行およびマーケティングを展開する手法が、ポンジスキームやポンプ・アンド・ダンプスキームなど投機助言に該当する可能性が指摘されている。
特に問題視されているのは、「100倍のリターン」や「数万から数千倍の成長」といった非現実的なリターンを宣伝している点だ。
原告(アギラー氏)も実際に、3つのトークン(First Convicted Raccoon、FWOG、GRIFFAIN)に投資。2024年11月から2025年1月にかけて大々的に宣伝されたものの、その後急激な価格下落に見舞われたという。
Pump.funは、誰でも(未成年も含む)が数クリックで暗号資産(仮想通貨)を作成できるプラットホームを提供。発行されたトークンは、ある一定の時価総額に達すると、ソラナの分散型取引所(DEX)である「Raydium」に自動上場される。
特に、インターネットミームをテーマとした仮想通貨(ミームコイン)が多く発行されている。
最近では、ドナルド・トランプ大統領が公式ミームコイン「トランプコイン(TRUMP)」を発行。一時数百倍の成長を見せたことで、同プラットホームの週間取引高が33億ドル(約4,900億円)を記録した。
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