
NASDAQに上場する時価総額上位100銘柄を対象とした「ナスダック100指数」はこのほど、誕生から40周年を迎えた。その成長率は、1985年のデビュー以来17,000%を超えている。
その中で、一部の市場関係者の間では、ナスダック100指数において暗号資産(仮想通貨)が次の成長エンジンとなる可能性が指摘されている。
ストラテガス・セキュリティーズのトッド・ソーン氏は、ビットコイン(BTC)などのデジタル資産が、ナスダック100の次なる成長において重要な役割を果たすと予想。
同氏はCNBCのインタビューで、「ビットコインは特に、仮想通貨におけるQQQだ。ビットコインが最大になり、QQQも最大になるだろう。」と述べた。
QQQとは、ナスダック100連動型上場投資信託(ETF)を指す。つまりこの予測は、ビットコイン価格が成長することで、ナスダック100に仮想通貨関連の株式やETF上場投資信託が増加する可能性があることを意味する。
大手資産運用会社のブラックロックが発行するビットコインETF(iシェアーズ・ビットコイン・トラストETF)は、資産運用額が設立から1年で資産額580億ドル(約8兆7000億円)に達している。
一方で、ナスダック社のネルソン・グリッグスCEOは、デジタル資産の未来を形成する上で規制の明確化が重要であると強調する。
同氏は、「デジタル仮想通貨のようなものを中心に全体のセクターが発展している。今後、その実態に関するルールの明確化が進む可能性がある」と述べた。
また、中国の人工知能(AI)企業DeepSeekが、新たに低コストのAIモデルを発表し米・欧の競合企業に衝撃を与えたことで、仮想通貨関連株および仮想通貨市場に影響が及んだ。
そのため市場では、ルールの明確化やAIの進化を考慮する必要がある。
2025年以降の仮想通貨市場の成長には、ブロックチェーン技術や新たな技術の発展、および「ナスダック100」のような市場でビットコインを含む仮想通貨やブロックチェーン企業が主導権を握ることが重要と考えられている。
その中で、ビットコイン価格を押し上げるアルトコインの成長も欠かせない。
Solaxy(SOLX)は、ソラナ(SOL)初のレイヤー2ブロックチェーンを開発する新たなミームコインプロジェクトだ。ソラナネットワークにかかる負荷を軽減しながら、取引の高速化と手数料の低減を目指している。
SOLXプレセールでは、執筆時点までに1,500万ドル(約22億5,000万円)以上を調達しており、2025年のアルトコイン市場の成長エンジンとなることが期待されている。
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