英フィナンシャル・タイムズが報道:$MELANIAの“稲妻購入”でトレーダーが150秒で1億ドル獲得

5月6日に英フィナンシャル・タイムズが発表した報道によれば、複数のトレーダーがメラニア・トランプ氏のミームコイン「$MELANIA」を、1月19日のTruth Socialでの発表のわずか2分半前に購入していたことが明らかになりました。

$MELANIAが注目の的に

ロンドンに拠点を置く同紙によると、24のウォレットがトランプ氏のTruth Social投稿の約150秒前に合計260万ドル相当の$MELANIAを購入し、トレーダーたちは約1億ドルの利益を得たとされています。

フィナンシャル・タイムズは、これらのミームコインによる利益のほとんどが最終的にUSDCに交換されたと報じていますが、これらのウォレットの背後に誰がいるのかは依然として不明です。

$MELANIAおよび米大統領ドナルド・トランプ氏の$TRUMPコインは、今年1月の大統領就任直前に立て続けにリリースされ、特に大統領の倫理問題に関して、米議会および仮想通貨コミュニティ内で疑念の声が上がっています。

トランプ氏の仮想通貨との関係に厳しい視線

今月後半、ドナルド・トランプ氏はワシントンD.C.のトランプ・ナショナル・ゴルフクラブで、$TRUMPコインの上位220人の投資家を対象とした限定ディナーを開催する予定です。この動きに対し、複数の米議員がイベントの性質について疑問を呈しています。

4月25日、上院議員エリザベス・ウォーレン(マサチューセッツ州選出・民主党)およびアダム・シフ(カリフォルニア州選出・民主党)は、米国政府倫理局の暫定局長ジェイミソン・グリアー氏に対し、トランプ氏の仮想通貨事業に関する「緊急調査」の実施を求める書簡を提出しました。

「アメリカ国民には、大統領の私的利益のために大統領職へのアクセスが最高額入札者に売られるようなことがないという確かな保証が必要です」と両議員は述べています。

火曜日には、米上院恒久調査小委員会(PSI)の筆頭委員であるリチャード・ブルーメンタール上院議員(コネチカット州・民主党)が、トランプ大統領の仮想通貨業界との関係について「予備調査」を開始すると発表しました。

「大統領が$TRUMPコインに関与し、さらにホワイトハウスを使ってこのコインの価値を押し上げるためのコンテストを開催しようとしたことは、前例のない『金で買える大統領アクセス』スキームである」とブルーメンタール氏は語りました。

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