アップデート 2025年3月3日

マスクネットワーク創設者、個人ウォレットで400万ドル規模のハッキング

芝井勇太郎

事実確認済み

山本隆宏

最終更新日

2025年3月3日

マスクネットワークのスージ・ヤン創業者は27日、個人ウォレットから400万ドル以上の暗号資産（仮想通貨）が盗まれたことを報告した。

同氏は、盗まれた資金は自身の個人資産であり、マスクネットワークや関与する投資プロジェクトとは一切関係がないと強調。このハッキングが個人的なセキュリティ上の問題によるものなのか、それともより高度なサイバー攻撃の一環なのかを調査していると述べた。

盗まれた資金はイーサリアム（ETH）に送金され、その後すぐに変換されている。

On-chain data shows @suji_yan, founder of @realMaskNetwork was hacked for ~$4M.

These assets were transferred to a new address at the same time and swapped for $ETH.https://t.co/bdzqI2fYav pic.twitter.com/NJnjCygLAT

— lmk.fun 🦜 (Prev. Scopescan) (@lmkfun) February 27, 2025

ヤン氏、盗まれた資金の移動について捜査を要求

ヤン氏は、盗難が親しい友人とのプライベートな集まり中に発生したことを明かし、その間に自身の携帯電話を一時的に放置していたことから、オフライン攻撃の可能性を懸念している。以下は事件に関する詳細だ。

同氏は、ブロックチェーンセキュリティ企業や独立調査機関に連絡し、盗まれた資金の追跡と攻撃の経緯を解明しようとしている。また、監視当局とも連携し、事態の最新情報を提供する前に専門家の分析結果を待っている。

さらに同氏は、仮想通貨業界は「暗い森」のように運営されるべきではないとし、犯人には責任を取らせる決意を示した。

進化する脅威が自己管理の実践に課題をもたらす

この事件は、特に社交的な場面でデジタル資産をモバイルデバイスに保存することに伴うリスクを改めて浮き彫りにしました。攻撃の具体的な方法は明らかではないものの、暗号資産の管理方法と自己管理のセキュリティにおける脆弱性が深刻であることを示している。

また、自己管理による仮想通貨の運用は、確かに経済的独立を促進するが、同時に重大なリスクを抱えている。秘密鍵を安全に管理し、資産を守るための新しいセキュリティモデルが必要とされている理由は、攻撃者の手口が日に日に高度化しているためだ。デバイスの物理的な安全性や内部からの脅威に対しても、業界全体で取り組むべき課題がある。

そのため、利用者の資産を守るための防御策が強化や新たなセキュリティソリューションの導入が必須となっている。

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