
イーサリアム(ETH)ネットワークは3月30日、1日あたりの焼却(バーン)されたETH価値が10万ドルを下回る97,900ドルを記録した。これによりイーサリアムは、ブロックチェーンランキングで22位となった。
この急激な下落は、レイヤー2ソリューションの普及や非代替性トークン(NFT)市場の冷え込みなどにより、メインネット上の取引量が大幅に減少していることが背景として考えられている。
また、イーサリアムトークン(ETH)の価格もこれらの変化を反映し、2021年11月の史上最高値から58.8%下落。2025年第1四半期は、2018年以来最悪の四半期パフォーマンスを記録している。
イーサリアムのバーンプロセスは、EIP-1559の実装後に導入された仕組みで、取引手数料の一部を焼却することで供給量を管理する狙いがある。
イーサリアムの収益は、2021年第4四半期に43億ドル(約6407億円)でピークを迎えた。
しかし2025年第1四半期には、約2億1700万ドル(約323億円)まで急落。特に2025年3月に焼却されたETHの総額は、755万ドル(約11億2500万円)と過去最低を記録している。
この収益減少の主な要因の1つとして、レイヤー2ソリューションの普及が考えられる。
アービトラム(Arbitrum)やオプティミズム(Optimism)などのレイヤー2プロトコルの採用が進み、トランザクションがイーサリアムのメインネット上ではなく、オフチェーンで処理されるようになった。
また、Dencunアップデートにより、イーサリアム改善提案「EIP-4844」が実装。イーサリアムチェーン上でのデータ投稿コストが大幅に削減され、レイヤー2関連の手数料が減少した。
そのため、イーサリアムのメインネット上のトランザクションは安価になったものの、収益は減少することとなった。
また、NFT市場の活動低下も、イーサリアムの収益に大きな影響を与えている。
かつてオープンシー(OpenSea)などのプラットフォームは、数十億ドル規模の取引量を誇っていた。しかし、現在ではその活動が大幅に減少している。
そのため、メインネット上のトランザクション数の減少と手数料の低下につながり、イーサリアムの収益を圧迫している。
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