中米エルサルバドル、ビットコイン(BTC)の追加購入を再開

エルサルバドルは現在、6088ビットコインを保有しており、現時点での価格にすると5億5800万ドル(約834億円)の価値がある。同国は2022年11月から毎日1ビットコインを購入する戦略を採用していたが、2025年2月18日にIMF(国際通貨基金)合意を受け、一時的に購入を停止した。

IMF合意とビットコイン政策の調整

エルサルバドルは最近、40か月間の拡張基金ファシリティ(EFF:国際通貨基金が加盟国に提供する短期財政支援制度)契約をIMF(国際通貨基金)と締結し、35億ドル(約5,250億円)以上の財政支援を受ける可能性がある。

IMFとの合意により、エルサルバドルのビットコイン戦略が終了または制限されるとの憶測があったが、今回の購入は、同国がビットコインを長期的な資産と見なしている証拠であり、国内外で政策への注目が高まっている。

市場の下落時にビットコインを購入

エルサルバドルの今回のビットコイン購入は、米国のドナルド・トランプ大統領が関税の引き上げを発表した影響で、BTC価格が9万5000ドル(約1425万円)を下回ったタイミングで実施された。

この価格下落により、仮想通貨取引プラットフォーム全体で9億5000万ドル(約1425億円)以上のレバレッジ取引の清算が発生した。

エルサルバドルは過去にも大規模なビットコイン購入を行っており、2024年12月には100万ドル(約1億5000万円)相当のビットコインを入手し、2025年2月4日には11BTC(100万ドル超=約1億5000万円)を取得した。今回の購入は、外部からの財政的圧力にもかかわらず、同国がビットコインを国家戦略の一環として採用し続ける意思を示している。

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