ドージコインの1ドル到達は時間の問題|アナリスト予測

暗号資産(仮想通貨)アナリストのラッキー氏は30日、自身のX(旧Twitter)にて、「ドージコインが1ドルに到達するのは時間の問題」との予測を投稿した

強気フラッグ形成:上昇トレンド発生の兆し

ドージコインは強気相場の中で勢いを維持しているものの、依然として過去最高値の0.7316ドルを超えていない。

しかし、多くのDOGE投資家は依然として楽観的であり、このサイクル内で最終的に1ドル突破を期待している。

とはいえ、現在のドージコイン価格はその目標の半分である0.5ドルすら突破していないが、ラッキー氏は、「DOGEが1ドルで取引されるのは時間の問題だ」との見解を示している。

ラッキー氏の測は、ドージコインの価格チャートに現れているテクニカルパターンに基づいている。同氏はXの投稿で、日足ローソク足チャートに形成されている強気フラッグ(ブルーフラッグ)を強調。このパターンは2024年11月から形成されており、数ヶ月間にわたる継続的な動きを示している。

この強気フラッグは、11月中旬の急騰から始まり、12月上旬に0.484ドルの数年来の高値に達した後、調整局面に移行。 以降、価格はフラッグの上下トレンドラインに沿って変動し、フラッグパターンが確立されている。

強気フラッグの形成は、特に強気相場において、さらなる上昇の強いシグナルとされる。 このパターンが十分な出来高を伴ってブレイクアウトすれば、ドージコインは過去最高値を更新し、持続的な上昇トレンドに入る可能性が高い。

ラッキー氏は、「このパターンが示唆する次のラリーは壮大なものになる可能性がある」と述べており、ドージコインが今後の相場でさらなる勢いを増すかに注目が集まっている。

ドージコインの1ドル到達、EFT承認が鍵に

ビットコイン(BTC)がこのサイクルで初めて10万ドルを突破したように、ドージコインにとって1ドルの達成は重要なマイルストーンとなる。

本稿執筆時点で、ドージコインは0.3289ドルで取引されており、時価総額は486億ドルに達している。仮に1ドルを突破すれば、時価総額は約1,478億ドルに到達する計算だ。

ドージコインがミームコインであることから、1ドル到達を非現実的だと考える向きもあるかもしれない。しかし、計算上は十分に達成可能な目標であり、市場を押し上げる刺激要因があれば実現の可能性はさらに高まる。その一つが、ドージコイン上場信託投資(ETF)の承認だ。

ビットコインETFと同様に、ドージコインETFが承認されれば、機関投資家の資金流入が増加し、持続的な買い圧力が生まれる可能性がある。特に、ミームコイン市場におけるETFの成功例が増えれば、ドージコインの金融資産としての地位が強化され、さらなる価格上昇を後押しする要因となるだろう。

また、最近では米資産運用会社グレイスケールがドージコイン投資ファンドを立ち上げ、機関投資家に対してミームコインへの投資機会を提供している。この動きは、ドージコインの市場認知度を高め、より多くの投資資金を引き込む可能性がある。

ドージコインの価格上昇を支えるもう1つの重要な要素は、実用性の拡大である。特に、Xなどの主要プラットフォームで公式な決済手段として採用された場合、需要が急増し、価格の安定的な上昇につながる可能性がある。

ドージコインが1ドルを突破するのは時間の問題だと考えられる。しかし、ビットコインが10万ドル付近で価格を固めつつあるように、ドージコインも1ドル到達後にその価格帯で安定する可能性がある。