BitMEX元CEO、ビットコインが7万ドルまで下落すると言及

暗号資産(仮想通貨)取引所BitMEXのアーサー・ヘイズ共同創業者は26日、ビットコイン(BTC)の価格が大幅に下落する可能性を指摘した。その要因として挙げたのは、米国のドナルド・トランプ大統領の予算案の行方だ。

同氏は2014年にBitMEXを設立。市場のマクロ経済分析や暗号通貨の価格動向について積極的に発信しており、CEO辞任後も暗号通貨業界で活動し、投資家や市場に影響を与えている。

トランプ予算案とビットコイン市場の関係

ヘイズ氏は、トランプ氏の予算案が共和党内での反発により承認されなければ、市場に不安が広がり、リスク資産であるビットコインが売られる可能性がある。主なポイントは以下の通り。

  • 政府支出の拡大:インフレ懸念が高まればビットコインにとって追い風となるが、市場の短期的な反応は複雑である。
  • 債務上限の引き上げ:財政不安が米ドルを弱体化させる可能性があるが、ビットコインと暗号通貨市場にとってプラスかマイナスかは状況次第。
  • 政治的不安定性:債務上限を引き上げる予算案が通らなかった場合、トランプ氏の影響力が疑問視され、市場が動揺する可能性がある。

ヘイズ氏は、このような不確実性がリスクオフを招き、ビットコインが7万ドル(約1040万円)〜7万5000ドル(約1120万円)まで下落する可能性があると予測している。

暗号通貨市場の変動に備える方法

短期的な調整に備え、投資家は以下の点に注意すべきだ。

  • 情報を収集する:トランプ予算案の進展や経済ニュースをチェックする。
  • リスク管理を徹底する:価格変動に備えてポートフォリオを見直す。
  • 慌てて売らない:市場の変動は一時的なものが多いため、長期視点を持つ。
  • ドルコスト平均法(DCA)を活用する:定期的に少額ずつ投資することで、リスクを分散する。
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