ビットコイン、強気シグナル発生|過去最高値に向けた上昇か

ビットコイン(BTC)は30日、長らく上値を押さえていた10.36万ドルの抵抗ラインを突破した

2週間以上にわたり10万ドル以上の価格水準を維持した後のブレイクアウトにより、暗号資産(仮想通貨)市場ではさらなる上昇への期待が高まっている。その一方、再び調整フェーズに突入する可能性から、市場は依然として不安定な状況が続いている。

オンチェーンデータが示すビットコインの強気シグナル

オンチェーンデータは、ビットコインの長期的な価格上昇を示唆している。ブロックチェーン分析企業「IntoTheBlock」のマールトゥン氏は、このほど110万100 BTC以上の保有期間が変更されたことを指摘。これは、多くのビットコインが長期保有される傾向にあることを示している。

現在、ビットコインは10.4万ドル台の高値圏で推移しており、2024年初頭のビットコインETF承認を契機に長期的な上昇トレンドが形成される可能性に市場関係者の期待が高まっている。

ビットコイン、10万ドルのサポートを維持できるか

歴史的節目となった10万ドルは、現在もなお投資家にとって重要な心理的サポートラインとして機能している。多くのアナリストは、この水準を維持することがビットコインの強気トレンドを継続する上で不可欠であると指摘している。

BTC日足チャート

10万ドルのサポートを維持することができれば、ビットコインは今後数週間以内にさらなる上昇が期待できる。

一方で、10万ドルを割り込んだ場合、売り圧力が増大し、短期的な調整フェーズに入る可能性がある。特に、再び10万ドル付近まで下落した場合、市場心理の悪化を招き、売り圧力が急速に強まる展開も予想される。

ビットコインの次なる目標価格は10.9万ドル

ビットコインは10.36万ドルの抵抗ラインの突破に成功し、長期的な上昇トレンドの形成が期待される。

仮想通貨市場の局面が変化しつつあるなかで、10.36万ドルが新たなサポートラインとして機能すれば、短期的には過去最高値である10.9万ドルを目指す可能性が高まる。