
「シャークタンク」のスター、ケビン・オリアリー氏が語る—仮想通貨は「カウボーイ時代」を終え、トランプ政権下で規制強化とともに新たな成長フェーズへ
有名投資家で「ミスター・ワンダフル」として知られるケビン・オリアリー氏は、トランプ大統領の政権下で仮想通貨が新たな成長フェーズに入るとの見解を示した。
フォックスニュースとのインタビューで、「シャークタンク」のスターであるオリアリー氏は、仮想通貨が「カウボーイ時代」を終えたと強調。彼は、トランプ政権下でこの資産クラスがより安定し、規制の枠組みの中で発展していくと語った。
オリアリー氏は、仮想通貨取引所FTXの崩壊や業界を揺るがした詐欺事件についても言及。2022年の清算危機の象徴ともなったFTXの創設者サム・バンクマン・フリード氏は、2023年に詐欺および共謀の罪で有罪判決を受け、現在25年の刑に服していると述べた。
有名投資家で「ミスター・ワンダフル」として知られるケビン・オリアリー氏は、仮想通貨が今後「決済システム」として機能し、「投資手段」としての地位を確立すると強調した。また、トランプ大統領による最近の仮想通貨推進の動きを称賛し、「政府には新たな雰囲気が生まれている」と述べた。
「現在、我が国の経済には11の主要な分野があります。しかし、仮想通貨は最終的に第12の分野として認識されるでしょう。仮想通貨は我が国の経済のあらゆる分野に浸透し、その一部となるのです」と彼は力説した。
現在、第47代大統領として政権を率いるトランプ氏は、仮想通貨業界の発展を後押しするため、戦略的ビットコイン準備金を設立する大統領令に署名した。この動きは、仮想通貨を国家レベルでの資産として認識する上で大きな一歩と見なされている。
さらに、3月7日には、仮想通貨業界の主要プレイヤーが集結した初の仮想通貨サミットが開催された。イベントには、MicroStrategyのマイケル・セイラー会長、Coinbaseのブライアン・アームストロングCEOなどが出席し、規制の明確化や仮想通貨の将来について議論が行われた。
また、オリアリー氏とララ・トランプ氏の会話には、ニューヨークの仮想通貨バー「パブキー」の共同オーナーであるトーマス・パッキア氏も加わり、仮想通貨の未来について意見を述べた。
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