
米国司法省は5日、暗号資産(仮想通貨)詐欺事件で有罪判決を受けたアダム・イザ(通称「ゴッドファーザー」)の元恋人、アイリス・ラマヤ・アウが、260万ドルを超える不正所得を申告しなかったとして連邦税の告発に対し有罪を認めたと発表した。
当局によると、アダム・イザの元恋人アイリス・ラマヤ・アウは、イザの指示のもとダミー会社を設立し、銀行口座を開設することで違法な資金洗浄を手助けしていたことが明らかになった。アウ氏は、その後得た資金を贅沢な出費に充てたとされている。
イザ容疑者は、2020年から2024年にかけて、MetaやFacebookの広告アカウントへの不正アクセスを販売するなど、複数の詐欺行為を行っていた。また盗んだ情報を悪用して、EZと名乗る人物を脅し、貴重な仮想通貨資産が入ったラップトップを引き渡させようとした罪で告発されている。
この事件は、2021年11月に遡るもので、リバーサイド郡保安局による報告書で詳細が明らかにされている。
さらにイザ氏は、仮想通貨取引プラットフォーム「Zort」の創設者としても知られており、共謀、通信詐欺、脱税などの容疑を認めている。現在、司法当局はこの事件の調査を続けており、さらなる法的措置が取られる可能性がありる。
同氏はまた、ロサンゼルス郡保安局の保安官代理に賄賂を贈り、治安維持サービスや金銭的および個人的な敵対者に対する捜索令状を取得したことを認めた。司法取引の一環として、オー被告は2020年から2023年の間に260万ドル以上を自分の個人口座に送金したことを自白した。
イザは最長で3年の懲役刑を受ける可能性があるが、6月16日に判決が下される予定で、最長で35年の懲役刑を受ける可能性がある。
イザ容疑者の恋人であるアウ容疑者は、イザ容疑者の指示を受けてダミー会社を設立し、その名義で銀行口座を開設。その口座を通じて違法に得た資金を洗浄する手助けをした。
またアウ氏は、得た資金を高級不動産、車、宝石、デザイナーブランドの服など約1000万ドルを娯楽に使い、約1600万ドル相当の仮想通貨を取得していたとされている。
🚨 Crypto Founder Bribed LA Cops for Extortion Scheme 🤔
Adam Iza, founder of the crypto trading platform Zort, has been accused of paying Los Angeles deputies for sensitive information. He allegedly used this data to blackmail a victim into handing over a laptop with crypto. 😬… pic.twitter.com/IoZKDXIiny
— Ricards (@Ricardswo) September 27, 2024
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