
ソラナ(SOL)ブロックチェーン上のミームコイン発行プラットフォーム「Pump.fun」は15日、iOSおよびAndroid向けのモバイルアプリを公開した。
新アプリの提供により、モバイルデバイスからのミームコイン取引が容易になると期待されている。
同アプリでは、ユーザーは手数料無料でミームコインの購入、販売、発行が可能となる。
さらに、デジタルポートフォリオの管理やリアルタイムでの資産追跡機能も実装されている。
Pump.funはソラナ上で最も人気の高いミームコインプラットフォームの1つとなっており、ローンチから1年で1日あたり1550万ドル(約23億2500万円)の手数料収入を記録。
直近の2月13日時点でも761万ドル(約11億4000万円)の手数料を獲得している。
一方で、Pump.funは英国と米国で法的な課題に直面している。英国の金融規制当局FCAは2024年12月、同プラットフォームについて「詐欺に注意するよう」警告を発し、未登録での金融サービス提供の可能性を指摘。
これを受けてPump.funは英国からの事実上の撤退を余儀なくされ、今回のモバイルアプリも英国居住者は利用できない仕様となっている。
米国でも、知的財産権侵害や証券法違反の疑いで複数の訴訟に直面。特に、プラットフォーム上で作成されたミームコインが未登録証券に該当するとの訴えが起きている。
ただし、米証券取引委員会(SEC)のヘスター・ピアース委員は「ミームコインの多くはSECの管轄外となる可能性がある」との見解を示しており、トランプ政権下での仮想通貨分類に向けた取り組みが注目されている。
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