ビットコイン、一時9.2万ドル割れ|トランプ関税の影響か

ドナルド・トランプ大統領は1日、カナダとメキシコからの輸入品に25%、中国製品に10%の関税を課すと発表した。

この動きにより世界的な貿易戦争の発生が危惧されており、原油市場や株式市場は大きく反応を見せた。

そのため暗号資産(仮想通貨)市場も大きな下落を見せており、過去24時間で時価総額が2,000億ドル(約30兆円)ほど消失した。

ビットコインは9.2万ドル割れ

これに対しビットコイン(BTC)価格は、一時9万2000ドルを下回る展開を見せた。この価格は、3週間ぶりの安値水準となっている。

また、他主要な仮想通貨の価格にも影響が現れており、イーサリアム(ETH)は3,000ドル、ソラナ(SOL)は200ドルを下回っている。

さらに、ビットコインの長期保有者は保有量を削減する動きも見せており、センチメント(投資家心理)の変化を示唆している。

ビットコイン投資家の多くは、9万ドルのサポートレベルを注意深く監視しており、それを大きく下回ると8万ドルに向かう可能性があると懸念。市場はより慎重かつ不安になっている。

最近の仮想通貨市場は、中国発人工知能(AI)企業「DeepSeek」の新たなAIモデル発表によるハイテク市場の下落により、大きく時価総額が減少する事態も起きていた。

「買い増しチャンス」と見る声も

一方で、このような下落を「買い増しのチャンス」と見る投資家もいる。

「金持ち父さん貧乏父さん」の著者としても知られる作家のロバート・キヨサキ氏は、株価の下落に誰もがパニックに陥っているわけではなく、これを買いのチャンスと見ているという考えを示した。

ただし投資家は、連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策に慎重な姿勢を示していることなど、今後数週間は激しいボラティリティのリスクに注意を払う必要がある。