オンチェーン分析企業「Santiment」は31日、リップル(XRP)のアドレス保有者数が急増しているデータを公開した。
📈 Since its dip 3 days ago, XRP's market cap has quickly rebounded +13.4%. 4.34M non-empty wallets currently hold less than 100 XRP (currently $313 or less). This is approximately 71.5% of the 6.07M total non-empty wallets currently sitting on the XRP Ledger. pic.twitter.com/ANl9XkBCze
— Santiment (@santimentfeed) January 30, 2025
この指標は「Total Amount of Holders(総保有者数)」と呼ばれ、XRPを保有する非ゼロ残高のアドレス数を追跡するものだ。
この指標が増加する場合、新規投資家が市場に参入しているか、過去に売却した投資家が戻ってきた可能性を示唆する。
総保有者数を示すグラフによれば、XRPの総保有者数は近年着実に増加しており、特に最近になって成長速度が加速していることが確認できる。
さらに最新のデータでは、XRPを保有する非ゼロ残高アドレス数が約607万件に達しており、新規ユーザーの流入が活発になっていることがわかる。
また、Santimentの分析によると、100XRP未満を保有するウォレットの数も急増している。現在のXRP価格に基づくと、この額は約308ドルに相当し、この層のウォレットの大部分がリテール投資家(個人投資家)によるものと考えられる。
グラフの分析からも明らかなように、小口トレーダーの数がXRPネットワーク内で急増している。Santimentは、このリテール層の拡大が「XRPの歴史上、最も持続的かつ急速な成長」であると指摘している。
直近数カ月で11.6%の増加を記録し、リテール投資家に関連するウォレット数は約434万件に達した。これはXRP全体の約71.5%を占めており、新たな暗号資産(仮想通貨)市場の動向として注目されている。
ビットコイン(BTC)が低迷する影響もあり、リップルは過去2週間にわたり横ばいの値動きを維持している。
TradingViewのデータによると、市場は次の方向性を探る局面にあり、今後の価格動向に注目が集まっている。