シバイヌ(SHIB)、14日に新トークン「TREAT」を発表へ

シバイヌ(SHIB)は3日、プロジェクトの新トークン「TREAT」をリリースすると 発表した。リリース予定日は14日。

同トークンは報酬、ガバナンス、決済機能を統合し、シバイヌコミュニティを強化する実用的なサービスとして運営される。ただし、規制上の理由から米国居住者への提供は行わないとされている。

イールドファーミングとガバナンス機能を強化

シバイヌの公式サイトでは、TREATの主な機能として、以下の4つが示されている。

  • 高度な機能のロックを解除
  • 報酬とエンゲージメント
  • 戦略的意思決定の強化
  • シームレスな暗号資産(仮想通貨)決済

「報酬とエンゲージメント」の中核機能となるのが、「WOOF Wars:Farming 2.0」と呼ばれるイールドファーミングメカニズムだ。このシステムでは、投票エスクローTREAT(veTREAT)を通じて、ユーザーが流動性ペアの報酬決定に直接参加できる。

流動性プロバイダーとなるユーザーは、取引手数料に加えてTREAT報酬も獲得可能で、インセンティブを二重に受け取ることができる。

また、トークン保有者は定期的な投票機会を通じて、プロジェクトの重要決定に参加できる。市場状況に応じた流動性インセンティブの調整など、戦略的方向性にも影響を与えることが可能になる予定だ。

決済機能とエコシステムの進化

TREATはオンチェーン決済システム「SHIB Pay」を通じて、銀行やクレジットカード会社を介さない直接的な支払いを可能にする。ブロックチェーン検証による透明性と信頼性を確保しつつ、効率的な決済が実現される見込みだ。

シバイヌはすでに、イーサリアムのレイヤー2ネットワーク「Shibarium」を展開しており、シバイヌを始めとする複数のトークンでステーキング報酬やガバナンス機能を提供している。

TREATの導入は、ミームコインとしての起源を持つシバイヌが、実用的なブロックチェーンプロジェクトへと進化を遂げる重要な一歩となる見通しだ。TREATの公式X(旧Twitter)アカウントでは、リリースに向けたカウントダウンが行われている。

なお、リリースに便乗した詐欺トークンには注意が必要だ。情報収集を行う際は、公式サイトなど信頼できるソースから最新の情報を確認することが推奨される。