
米IT企業マイクロストラテジーは6日、平均9万4004ドルで合計1070BTC(約159億2770万円)を追加購入したことを発表した。
これにより、同社のビットコイン(BTC)保有数は44万7470BTCに達した。
現在のビットコイン価格で換算すると、総保有額は455億8000万ドル(約7兆1879億円)を超える規模となっている。
マイクロストラテジーが、ドナルド・トランプ大統領の再選後に開始した積極的なビットコイン投資を継続している。
今回の購入は、2024年11月のトランプ再選後から続く週次購入戦略の9週目にあたり、同社のビットコイン投資拡大の動きが明確になっている。
マイクロストラテジーは、トランプ再選直後に20億ドル(約3154億円)相当のビットコインを取得。その後も追加投資を重ね、46億ドル(約7254億2,000万円)、さらに54億ドル(約8515億8000万円)と、総額120億ドル超の規模でビットコイン保有を拡大している。
今回の購入は、2024年11月のトランプ大統領の再選後から開始された週次購入戦略の9週目にあたる。
同社は再選直後に20億ドル(約3154億円)相当を購入し、その後も46億ドル(約7254億2000万円)、54億ドル(約8515億8000万円)という規模で投資を継続している。
マイクロストラテジーは、もともと企業向けデータ分析ソリューションを提供する企業だった。 しかし、2020年に新型コロナウイルスによるロックダウンと、歴史的な低金利が株主価値を脅かす可能性を懸念し、共同創業者のマイケル・セイラー氏がビットコイン投資を決断。
この戦略転換により、現在では暗号資産(仮想通貨)関連事業を主軸とする企業へと進化。ナスダック上場企業の中で最大のビットコイン保有企業となった。
この影響で、同社の株価は年初来で500%以上の上昇を記録し、ビットコイン市場の成長とともに強気相場を形成している。
マイクロストラテジーのビットコインの平均取得価格は6万2503ドル(約98万5622円)であり、現在の市場価格を考慮すると、含み益は大幅なプラスとなっている。
一方で、一部のアナリストからは、マイクロストラテジーの株価が過大評価されているとの指摘や、ビットコイン価格の下落が同社の財務リスクを増大させる可能性があるとの懸念も浮上している。
それでも、機関投資家の仮想通貨投資が本格化する中、マイクロストラテジーの動きは市場全体の新たな指標として注目されている。
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