2022年8月6日から8月7日まで,インディーズゲームイベント・BitSummit X-Roadsが,京都市勧業館「みやこめっせ」にて行われている。会場ではインティ・クリエイツの新作2Dアクション「Grim Guardians: Demon Purge」(グリム・ガーディアンズ デーモンパージ)が出展されていたので,プレイレポートをお届けしていこう。
![]() |
「Grim Guardians: Demon Purge」は,8月5日に発表されたばかり(関連記事)の2Dアクションゲームだ。対応機種はPC(Steam),PlayStation 5,Xbox Series X,Nintendo Switch,PlayStation 4,Xbox Oneで,発売日は未定となっている。BitSummit X-Roadsの会場では,Switch版がプレイアブル出展されていた。
![]() |
![]() |
プレイヤーは,姉・神園しのぶと妹・神園真夜という悪魔ハンターの姉妹を操作し,悪魔の城となった学校へと挑む。しのぶは「退魔マシンガン」による遠距離攻撃,真夜は折り紙を使った近接攻撃を得意としており,本作では操作キャラクターを切り替える「交代」が攻略の鍵となる。
敵の中には,盾でしのぶの弾を防ぐものや,真夜の近接攻撃では危険が伴う突進を仕掛けてくるものなどがいる。盾持ちには真夜をぶつけ,突進する敵はしのぶの遠距離攻撃で攻めるというように,キャラクターをうまく交代すれば戦いを有利に進められる。また,しのぶでは入れない狭い通路も,「匍匐」(ほふく)できる真夜に交代すれば先に進めるなど,戦い以外でも適材適所でキャラクターを選ぶことが大切だ。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
Grim Guardians: Demon Purge – プロジェクト始動告知映像
2人のHPはそれぞれ独立しており,回復アイテムは取った者にしか効果がないので,両者のHPが減っているときは,どちらに取らせるかを交代で選ばなければならない。もし片方のHPが尽きた場合は生き残った方が操作キャラとなり,少し戻った場所から再スタート。さきほど,ミスした場所にたどり着ければ,姉(もしくは妹)が倒れているので,ここで「姉妹レスキュー」を使って応急手当てをすればHPが回復し,再び戦闘可能になる。
ゲームシステム的には,正統派の横視点2Dアクションという感じで,攻撃とジャンプ,交代を駆使し,巧みに配置された敵を突破していかなければならない。2Dアクションに定評のあるインティ・クリエイツらしい内容で,このジャンルが好きな人にはたまらないはずだ。
正統派な2Dアクションのプレイフィールに加えて,交代のシステムが良いアクセントとなっており,「このまま進んでいいのかな? 交代した方がいいんじゃないかな?」とたびたび考えさせられるのが面白い。
![]() |
本作はローカルマルチプレイにも対応しており,2人のプレイヤーがしのぶと真夜をそれぞれ担当できる。一度に2人のキャラクターを動かせるため,ソロプレイではできなかった姉妹の連係プレイが楽しめるのもポイントだ。例えば,しのぶの頭に真夜が乗り,そこからしのぶがジャンプすることで,真夜をより高い場所に送り届けて行動範囲を広げられる。
また,片方が「マスコット化」すれば,無敵状態になって相方にくっついていけるという機能も搭載されている。苦手な場所は,マスコット化した状態で相方に突破してもらい,そのぶんは以降の戦闘で頑張る……というような役割分担もできる。このようにマルチプレイも楽しそうなゲームだったので,製品版ではぜひともオンライン対応にも期待したいところだ。
![]() |
![]() |
![]() |
なお,会場では試遊した人に,“大判缶バッチ”(全2種)から1つがプレゼントされる。絵柄はしのぶと真夜となっているので,BitSummitの会場に足を運ぶという人はどちらにするか,予め決めておくといいだろう。
![]() |
著者: ” — [source_domain] ”