イーロン・マスクがエルデンリングをプレイしていることが明らかに、億万長者のプレイスタイルとは？ – GIGAZINE

by Thomas Hawk

Twitter買収で世間を騒がせている実業家のイーロン・マスク氏ですが、ことポップカルチャーに関しては「君の名は。が好き」「原神が待ちきれない」「Falloutやシヴィライゼーションが好き」とコメントするなど、その「オタク」っぷりが広く知られています。そんなマスク氏がTwitterで「ELDEN RING(エルデンリング)」のプレイスタイルを公開しています。

Elon Musk Reveals His Terrible Elden Ring Build On Twitter
https://kotaku.com/elon-musk-elden-ring-mage-worst-magic-build-twitter-bil-1848912000

2022年5月9日、マスク氏はパレスチナにあるヒシャム宮殿の画像を見て「エルデンリングみたい」とコメント。このコメントに反応したユーザーが「どのビルドでプレイしているの？」とマスク氏に尋ねたため、マスク氏がこれに回答しました。

マスク氏のスタイルは知力・技量のステータスを向上させる、いわゆる技魔(魔法剣士)ビルド。左手にシールドを持ち、右手は杖メインでレイピアと爪を切り替えながら使っている模様です。防具については、ローリングを重視するときは中量級、攻撃に耐えるときは重量級に変更しており、タリスマンは頻繁に付け替えているとのこと。マスク氏はさらに「ダメージをスタックさせるために低火力の連撃が重要です。召喚！」と続けました。

しかし、ゲームメディアのKotakuはこのプレイスタイルを「あまり意味がない」とバッサリ。「2500億ドル(約32兆円)も資産があると脳の前頭葉の灰白質がマスタードに変わってしまうようだ」と述べ、プレイスタイル1つ1つにコメントしました。

Kotakuいわく、まず技魔ビルドは魔法重視のビルドとしては一般的で強いものだとのこと。技量で魔法の詠唱速度が少し上がり、技魔ビルドに合う武器は大抵軽量で種類もたくさんあるため相性もバッチリ。しかしマスク氏は両手合わせて4つも武器を装備してしまっているため、最大限の強さを発揮するのは難しいとKotakuはコメント。武器を素早く切り替えるようなプレイスタイルも時間の無駄で戦闘において不利だと述べました。

次にKotakuが指摘したのは「防具をシチュエーションによって切り替えている」という点。Kotakuは「マスク氏のようなビルドなら遠くから魔法を浴びせるべきです。もちろん特定のシチュエーションによって毒耐性を持つ防具などを装備するのも良いですが、マスク氏のようにキャラクターを重くしてしまうとローリングによる回避がうまくできなくなります。ローリングのために防具を変更するのも時間の無駄です。やめておきましょう」とコメントしました。

タリスマンを付け替えているという点はそこまで大きな問題ではなく、むしろ新たな発見があるかもしれないので良いとKotakuはコメント。

マスク氏の「低火力の連撃が重要です」という言葉については、Kotakuは「何を言いたいのかが良く分かりません。私が知る限り、バックスタブ(背後からの致命の一撃、クリティカル攻撃)やタイミング良く通常攻撃を行うことよりも『低火力の連撃』が必要になるという場面はありません。連撃の最終攻撃の威力を上昇させる『両刃のタリスマン』を使えと言っているのかもしれませんが、私には分かりません」と指摘しました。

なお、Kotakuは「『召喚！』は唯一正しいです。エルデンリングで行き詰まったら、ポケットに忍ばせている霊体に助けを求めればいいのです」とコメントしています。Kotakuは最後に「マスク氏にインスピレーションを受ける人は多いと思いますが、エルデンリングのビルドに関してはマスク氏を参考にしない方が良いかもしれません」と締めくくりました。